From eaa0d19f3432f9d356d50127eea84dfb5d71b5b4 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Masato Hashimoto Date: Sat, 27 Nov 2010 17:41:49 +0100 Subject: [PATCH] Japanese tutorials update --- share/tutorials/tutorial-advanced.ja.svg | 301 ++++----- share/tutorials/tutorial-interpolate.ja.svg | 164 ++--- share/tutorials/tutorial-tips.ja.svg | 646 ++++++++++---------- 3 files changed, 547 insertions(+), 564 deletions(-) diff --git a/share/tutorials/tutorial-advanced.ja.svg b/share/tutorials/tutorial-advanced.ja.svg index 8949efbb0..90366d7de 100644 --- a/share/tutorials/tutorial-advanced.ja.svg +++ b/share/tutorials/tutorial-advanced.ja.svg @@ -1,4 +1,5 @@ + @@ -60,427 +61,429 @@ bulia byak, buliabyak@users.sf.net and josh andler, scislac@users.sf.net このチュートリアルはコピー/貼り付け、ノードの編集、フリーハンドおよびベジエ曲線、パス操作、ブーリアン操作、オフセット、簡略化、およびテキストツールについて解説しています。 - + Ctrl+矢印、マウスホイール、または 中央ボタンを押しながらドラッグ を使ってページをスクロールすることができます。基本的なオブジェクトの作成、選択、変形については、ヘルプ > チュートリアル から基本チュートリアルをご覧ください。 - - 貼り付けテクニック + + 貼り付けテクニック - + あるオブジェクトをコピー (Ctrl+C) または切り取り (Ctrl+X) した後、通常の貼り付けコマンド (Ctrl+V) はマウスカーソルの下に、もしカーソルがウインドウの外にあればドキュメントウインドウの中心にオブジェクトを貼り付けます。ただし、クリップボードにあるオブジェクトはコピーしてきた元の位置を記憶しているので、同じ場所に貼り付け (Ctrl+Alt+V) でその位置に貼り付けることができます。 - + - 別のコマンド、スタイルを貼り付け (Shift+Ctrl+V) は、クリップボード内の (最初の) オブジェクトのスタイルを現在の選択オブジェクトに適用します。"スタイル" とは、フィル、ストローク、フォント設定のすべてですが、形状、サイズ、および星形の頂点数のようなシェイプタイプに固有のパラメータは含まれません。 + 別のコマンド、スタイルを貼り付け (Shift+Ctrl+V) は、クリップボード内の (最初の) オブジェクトのスタイルを現在の選択オブジェクトに適用します。"スタイル" とは、フィル、ストローク、フォント設定のすべてですが、形状、サイズ、および星形の頂点数のようなシェイプタイプに固有のパラメータは含まれません。 - + その他の貼り付けコマンドに サイズを貼り付け があり、選択オブジェクトのサイズをクリップボードオブジェクトのサイズ属性にあわせて拡大縮小します。サイズを貼り付けるコマンドには、サイズを貼り付け、幅を貼り付け、高さを貼り付け、サイズを個別に貼り付け、幅を個別に貼り付け、および高さを個別に貼り付けが用意されています。 - + - サイズを貼り付け は選択オブジェクト全体をクリップボードオブジェクト全体のサイズにあわせて拡大縮小します。幅を貼り付け/高さを貼り付け は選択オブジェクト全体の幅/高さをクリップボードオブジェクトの幅/高さにあわせて拡大縮小します。これらコマンドは選択ツールコントロールバーの縦横比をロック (幅と高さの間にあるボタン) に拘束されます。すなわち、ロックされた場合は選択オブジェクトの幅と高さの比率は維持されつつ拡大縮小され、ロックされていなければ選択オブジェクトの幅と高さの比率は保証されません。"…を個別に貼り付け" と書かれたコマンドの動作は上記のコマンドと似ていますが、選択オブジェクトそれぞれを個別にクリップボードオブジェクトのサイズ/幅/高さにあわせて拡大縮小します。 + サイズを貼り付け は選択オブジェクト全体をクリップボードオブジェクト全体のサイズにあわせて拡大縮小します。幅を貼り付け/高さを貼り付け は選択オブジェクト全体の幅/高さをクリップボードオブジェクトの幅/高さにあわせて拡大縮小します。これらコマンドは選択ツールコントロールバーの縦横比をロック (幅と高さの間にあるボタン) に拘束されます。すなわち、ロックされた場合は選択オブジェクトの幅と高さの比率は維持されつつ拡大縮小され、ロックされていなければ選択オブジェクトの幅と高さの比率は保証されません。"…を個別に貼り付け" と書かれたコマンドの動作は上記のコマンドと似ていますが、選択オブジェクトそれぞれを個別にクリップボードオブジェクトのサイズ/幅/高さにあわせて拡大縮小します。 - + クリップボードはシステムワイドです。異なる Inkscape インスタンス間や、Inkscape と他のアプリケーションとの間でオブジェクトのコピー/貼り付けが行えます (クリップボードで SVG を扱えるようになっていなければなりません)。 - - フリーハンド曲線と規則的なパス + + フリーハンド曲線と規則的なパス - + 任意のシェイプを作る最も簡単な方法は、鉛筆 (フリーハンド) ツール (F6) を使って描くことです: - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + もし、もっと規則的な線を描きたければ、ペン (ベジエ) ツール (Shift+F6) を使います: - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + ペンツールではクリックごとにカーブハンドルを持たないシャープノードができるので、複数のクリックで一連の線分になります。 クリックおよびドラッグでは同一直線上にある向かい合った 2 つのハンドルを持つベジエノードができます。ハンドルをドラッグ中に Shiftを押すと、操作しているハンドルの反対側を固定することができます。いつものように、Ctrlは現在のセグメントやベジエハンドルの方向を 15 度毎に制限します。 Enter で描画を確定し、Esc で描画を取り消します。終了していない線の最後のセグメントだけを取り消すには Backspace を押します。 - + フリーハンドでもベジエでも、現在選択されているパスは両端に小さなアンカーが表示されます。これらのアンカーから、新しい線を作る代わりにパスの継続 (アンカーの一方から描画する) や、閉じる (一方のアンカーからもう一方に線を描く) こともできます。 - - パスの編集 + + パスの編集 - + シェイプツールで作られたシェイプと異なり、ペンツールと鉛筆ツールはパスを作ります。パスというのは一連の直線セグメントおよび/またはベジエ曲線からなっており、他の Inkscape オブジェクトと同様に任意のフィルとストローク属性を持つことができます。しかし、シェイプと異なりパスは (所定のハンドルのみならず) ノードをドラッグすることで自由に編集することができます。このパスを選択してノードツール (F2) に切り替えてみましょう: - - + + いくつもの灰色で正方形の ノード がパスに上に見えるでしょう。これらノードは クリック、Shift+クリック、あるいはラバーバンドで ドラッグ して選択できます — オブジェクトは選択ツールによる場合と同じように選択されます。また、パスセグメントをクリックすると、自動的に隣接するノードが選択されます。選択されたノードはハイライト表示され、ノードから直線でつながれた 1 つもしくは 2 つの円形のノードハンドルが表示されます。! キーで現在のサブパス (1 個以上のノードが選択されたサブパス) 内で選択ノードを反転します。Alt+! でパス全体で反転します。 - + パスは、ノードをドラッグ、あるいはあるいはパスセグメントを直接ドラッグして編集します (上のパスのいくつかのノード、ハンドル、またはパスセグメントをドラッグして見てください)。Ctrl キーはいつものように移動および回転方向を制限します。矢印、Tab、[、]、<、> キーと修飾キーの組み合わせはすべて選択ツールと同様に動作しますが、オブジェクトではなく、ノードに対して適用されます。ノードを追加するには、パス上の任意の位置でダブルクリックまたは Ctrl+Alt+クリック します。 - + ノードの削除は Del または Ctrl+Alt+クリック で行います。ノードを削除すると、パスはその形状をできるだけ維持しようとします (ハンドルの情報は変更されます)。ノードの状態を変更させたくない (形状を維持しない) 場合は、Ctrl+Del で削除します。また、選択ノードの複製を作成することもできます (Shift+D)。パスは選択したノードから分割 (Shift+B) でき、選択したノードが一つのパスの端点であれば連結 (Shift+J) することもできます。 - + - ノードは角 (Shift+C) にすることもできます。すなわち、2 つのハンドルを独立してどんな角度にでもできます。スムーズ (Shift+S) にすることもできます。これはハンドルが常に一つの直線上にある (共線) ことです。そして対称 (Shift+Y) にすることもできます。これはスムーズと同じですがハンドルの長さが等しくなります。 + ノードはシャープ (Shift+C) にすることもできます。すなわち、2 つのハンドルを独立してどんな角度にでもできます。スムーズ (Shift+S) にすることもできます。これはハンドルが常に一つの直線上にある (共線) ことです。そして対称 (Shift+Y) にすることもできます。これはスムーズと同じですがハンドルの長さが等しくなります。 - + また、ハンドルの上で Ctrl+クリック するとノードのハンドルを完全に引っ込めることができます。もし 2 つの近接するノードのハンドルが引っ込んでいると 2 つのノード間のパスセグメントは直線になります。ハンドルの引っ込んだノードからハンドルを引き出すにはノードから Shift+ドラッグ で行えます。 - - サブパスと結合 + + サブパスと結合 - + パスオブジェクトは 1 つ以上のサブパスを含んでいます。サブパスとは一連のノードが接続されたもののことです (もしパスが 1 つ以上のサブパスを持っている場合は、すべてのノードが連結している訳ではありません)。下の左図では 1 つの複合パスに 3 つのサブパスが属しています。右図は同じサブパスが 3 つの独立したパスオブジェクトになっています: - - - - - + + + + + - 複合パスはグループとは違うことを覚えておいてください。複合パスは全体として選択できる一つのオブジェクトです。左図のオブジェクトを選択してノードツールに切り替えると、3 つのサブパスが表示されるのが分かるでしょう。右図を選択すると 1 度に 1 つのパスのノード編集しかできないでしょう。 + 複合パスはグループとは違うことを覚えておいてください。複合パスは全体として選択できる一つのオブジェクトです。左図のオブジェクトを選択してノードツールに切り替えると、3 つのサブパスが表示されるのが分かるでしょう。右図を選択すると 1 度に 1 つのパスのノード編集しかできません。 - + Inkscape はパスを結合して複合パスにすることができます (Ctrl+K)。また、複合パスを分解して独立したパスにすることもできます (Shift+Ctrl+K)。上図の例にこれらのコマンドを試してみてください。1 つのオブジェクトは 1 つのフィルとストロークしか持てないため、複合パスは最初 (Z 軸順序で最背面) のオブジェクトのスタイルになります。 - + フィルが設定され、重なっているパスを結合すると、通常、重なっている部分のフィルが消えます: - - + + - これは、穴のあるオブジェクトを作る最も簡単な方法です。さらに強力なパスコマンドについては、下の "ブーリアン操作" をご覧ください。 + これは、穴のあるオブジェクトを作る最も簡単な方法です。さらに強力なパスコマンドについては、下の "ブーリアン操作" をご覧ください。 - - パスに変換 + + パスに変換 - + あらゆるシェイプやテキストオブジェクトはパスに変換 (Shift+Ctrl+C) することができます。この変換はオブジェクトの見た目は変化させずにオブジェクトの種類固有の情報を削除し (例えば、矩形の角を丸めたりテキストを編集することはできなくなります)、代わりに、ノードの編集が可能になります。ここに 2 つの星形があります。左はシェイプのままですが、右はパスに変換されています。ノードツールに切り替え、選択したときの編集性を比較してみましょう: - - - + + + - その上、どんなオブジェクトのストロークもパス ("輪郭") に変換できます。下の最初のオブジェクトは元のパス (フィルなし、黒のストローク)、一方 2 番目のオブジェクトは "パスに変換" コマンドの結果 (フィルが黒でストロークなし) です: + その上、どんなオブジェクトのストロークもパス ("輪郭") に変換できます。下の最初のオブジェクトは元のパス (フィルなし、黒のストローク)、一方 2 番目のオブジェクトは "パスに変換" コマンドの結果 (フィルが黒でストロークなし) です: - - - - ブーリアン操作 + + + + ブーリアン操作 - + パスメニューにあるコマンドで、2 個以上のオブジェクトをブーリアン操作で結合することができます: - オリジナルのシェイプ - 統合 (Ctrl++) - 差分 (Ctrl+-) - 交差(Ctrl+*) - 排他(Ctrl+^) - 分割(Ctrl+/) - パスをカット(Ctrl+Alt+/) - - - - - - - - - - - (背面側から前面側を引く) - + オリジナルのシェイプ + 統合 (Ctrl++) + 差分 (Ctrl+-) + 交差(Ctrl+*) + 排他(Ctrl+^) + 分割(Ctrl+/) + パスをカット(Ctrl+Alt+/) + + + + + + + + + + + (背面側から前面側を引く) + これらのコマンドのキーボードショートカットは代数演算とブーリアン操作に類似させて関連付けられています (統合は加法、差分は減法等)。差分と排他コマンドは選択したオブジェクトが 2 つのときにのみ適用でき、その他は一度にいくつのオブジェクトを選択しても処理できます。結果は常に最背面のオブジェクトのスタイルを受け継ぎます。 - + 排他の結果は統合 (上図を参照) の結果に似ていますが、排他は重なり合った部分にノードを追加するところが異なっています。分割とパスをカットは、前者が下のオブジェクトのすべてを上のオブジェクトで切断するのに対し、後者はストロークのみを切断しフィルを取り除くところが異なります (フィルのないストロークをばらばらにするのに便利)。 - - インセットとアウトセット + + インセットとアウトセット - + Inkscape は拡大縮小だけではなくオブジェクトのパスをオフセットすることでもシェイプを拡張、収縮することができます。つまりパス上のすべての点を垂直方向に移動することができます。相当するコマンドはインセット (Ctrl+() とアウトセット (Ctrl+)) です。下の図は、元になるパス (赤) とそこからのいくつかのインセットとアウトセットを作成した例です: - - - - - - - - + + + + + + + + 普通のインセットとアウトセットコマンドはパスを生成します (元のオブジェクトがパスになっていない場合にはパスに変換する)。ときには、ダイナミックオフセット (Ctrl+J) が便利です。ダイナミックオフセットはオフセットの距離を制御するためのドラッグできるハンドル (シェイプのハンドルに似ている) を備えたオブジェクトを作ります。下のオブジェクトを選択し、ノードツールに切り替えハンドルをドラッグして理解してみましょう: - - + + - このすばらしいダイナミックオフセットオブジェクトは元の形を覚えているので、何度オフセットの距離を変更しても形状が "なまる" ことがありません。変更可能な状態にしておく必要がなくなれば、このオフセットオブジェクトをいつでパスに変換することができます。 + このすばらしいダイナミックオフセットオブジェクトは元の形を覚えているので、何度オフセットの距離を変更しても形状が "なまる" ことがありません。変更可能な状態にしておく必要がなくなれば、このオフセットオブジェクトをいつでパスに変換することができます。 - + さらにもっと便利なのはリンクしたオフセットです。これはダイナミックオフセットの変更に似ていますが、他の編集可能なパスに結合しています。1 つの元になるパスに対していくつでもリンクしたオフセットを作成できます。下の元になる赤いパスにはフィルなしの黒いストロークと、ストロークなしの黒いフィルがあります。 - + 赤いオブジェクトを選択してノード編集をしてみましょう。どのように両方のリンクしたオフセットが変化するか見てください。そして、オフセットオブジェクトを選択しオフセット値を変化させるハンドルをドラッグしてください。最後に、元のオブジェクトを変形したときに、リンクしているオブジェクトがどのように動いたか、どうやれば元のオブジェクトとの結合を切らさずにオフセットオブジェクトを独立して変形、移動できるかに注目してください。 - - - - - 簡略化 + + + + + + + 簡略化 - + パスの簡略化コマンドの (Ctrl+L) の主な利用方法は、形状をほぼ維持しつつパスのノード数を減らすことです。これは鉛筆ツールで作成したパスに有効です。なぜなら鉛筆ツールは時に必要以上のノードを生成するからです。下の左のシェイプはフリーハンドツールで作成したもの、右のパスは左のパスをコピーして簡略化したものです。元のパスは 28 ノードありますが、簡略化した方は 17 ノードでより滑らかになっています (これはノードツールでの作業が楽になることを意味しています)。 - - - + + + 簡略化の度合い (しきい値と呼ばれる) は選択オブジェクトの大きさに依存します。つまり、もし大きいオブジェクトに沿ったパスを選択したら、それは一つのパスを選択した場合より積極的に簡略化しなくてはならないと言うことです。さらに、簡略化コマンドは加速します。 もし Ctrl+L を何回も連続して押したら (各呼び出しの間隔が 0.5 秒以内になるくらい)、しきい値は呼び出しごとに大きくなります (一度休んだあとに次の呼び出しをするとしきい値は既定の値にもどります)。加速することで、個々の場合に応じて必要な量の簡略化を簡単に適用できます。 - + フリーハンド曲線を滑らかにする他に、簡略化は様々な創造的効果として使うことができます。しばしば、ある程度の簡略化は硬い幾何学的な元のシェイプの角をなめらかすることで自然な歪みを加え、生物的な印象を生み出す効果を与えます。ときにそれはスタイリッシュであり、ときにそれは面白みを帯びます。ここにクリップアートのシェイプを簡略化に見た目がよくなった例があります: - オリジナル - 少し簡略化 - 積極的に簡略化 - - - - - テキストの作成 + オリジナル + 少し簡略化 + 積極的に簡略化 + + + + + テキストの作成 - + Inkscape は長くて複雑なテキストを作成できますが、見出し、バナー、ロゴ、図表、注釈その他の小さなオブジェクトを作るのにも非常に便利です。この章ではとても基本的な Inkscape のテキスト機能について紹介します。 - + テキストオブジェクトの作成は簡単です。テキストツールに切り替え (F8)、ドキュメントのどこかをクリックしてテキストを打ち込むだけです。フォントファミリ、スタイル、サイズ、位置揃えの変更にはテキストとフォントダイアログ (Shift+Ctrl+T) を開きます。このダイアログにはテキスト入力タブがあり、選択したオブジェクトのテキストを変更できます。これはキャンバス上で直接編集を行うより便利な場合があります (特に、このタブはスペルチェック機能をもっています)。 - + - 他のツールと同様に、テキストツールは "テキストオブジェクト" を選択することができるので、既存のテキストオブジェクトを選択しカーソルを置くことができます (この段落のように)。 + 他のツールと同様に、テキストツールは "テキストオブジェクト" を選択することができるので、既存のテキストオブジェクトを選択しカーソルを置くことができます (この段落のように)。 - + テキストデザインでもっとも一般的な操作は文字間と行間を調節することです。いつものように Inkscape はショートカットを用意しています。テキストを編集するとき、Alt+< と Alt+> キーでテキストオブジェクトの現在の行の文字間隔を変更し、文字列の全長は現在のズームレベル上での 1 ピクセル分ずつ変更されます (選択ツールが同じキーでピクセル単位でオブジェクトを拡大縮小するのと比べて見てください)。一般的に、もしテキストオブジェクトのフォントサイズがデフォルトより大きい場合には、文字間隔はデフォルトより少し狭めた方がいい感じになります。例を示します: - オリジナル - 文字間隔を縮小 - Inspiration - Inspiration - + オリジナル + 文字間隔を縮小 + Inspiration + Inspiration + - 文字間隔を狭めると見出し用にはちょっと良くなったようですが、まだ完璧ではありません。文字間隔が均一なのです。例えば "a" と "t" の間は離れ過ぎているし、"t" と "i" の間は狭すぎます。このようなまずい文字間隔は (特に大きなフォントサイズにおいて) 低品位のフォントで大きく、高品位のフォントでは小さくなります。しかし、おそらくどんなフォントのどんな文字列にも、カーニングの調整をすると良くなる文字の組み合わせというがあるでしょう。 + 文字間隔を狭めると見出し用にはちょっと良くなったようですが、まだ完璧ではありません。文字間隔が均一なのです。例えば "a" と "t" の間は離れ過ぎているし、"t" と "i" の間は狭すぎます。このようなまずい文字間隔は (特に大きなフォントサイズにおいて) 低品位のフォントで大きく、高品位のフォントでは小さくなります。しかし、おそらくどんなフォントのどんな文字列にも、カーニングの調整をすると良くなる文字の組み合わせというがあるでしょう。 - + Inkscape はこの調節を実に簡単に実行します。カーソルを気に入らない文字の間に移動して Alt+矢印キーでカーソルの右側の文字を動かすだけです。また同じ見出しを見てみましょう。今度は手作業で文字の位置が均等になるように調整したものです: - 文字間隔を縮小、一部の文字間を手動で調整 - Inspiration - + 文字間隔を縮小、一部の文字間を手動で調整 + Inspiration + 加えて、 Alt+左 と Alt+右 キーで文字を水平方向にシフトでき、Alt+上 と Alt+下 キーで垂直方向にシフトすることもできます。 - Inspiration - + Inspiration + もちろん、テキストをパスに変換 (Shift+Ctrl+C) して、パスとして動かすことも可能です。しかし、テキストはテキストのままで編集可能にしておく方がより便利です。カーニングの削除や文字間の調整を施していないさまざまなフォントで試してみると、テキストは保存ファイルがとても小さくなるのがわかります。テキストをテキストとしておくことの唯一の欠点は SVG ドキュメントを開くあらゆるシステムにオリジナルのフォントをインストールしておく必要があることです。 - + 文字間隔の調節と似て、複数行のテキストオブジェクトの行間の調節も行うことができます。 Ctrl+Alt+< と Ctrl+Alt+> キーでチュートリアル中のどの段落の高さでも現在のズームレベルで 1 ピクセルごとに調整できることを試してみましょう。選択ツールと同様、Shift を押すことで調整のショートカットも 10 倍の値で変化します。 - - XML エディタ + + XML エディタ - + Inkscape における究極の強力なツールは XML エディタ (Shift+Ctrl+X) です。XML エディタはドキュメントの XML ツリー全体を表示し、現在の状態が常に反映され、絵を編集して、相当する XML ツリーの変化を見ることができます。さらに、XML エディタ上で、テキスト、要素、属性ノードを編集してキャンバスでその結果を確認することもできます。これは SVG を対話的に学ぶための想像しうる最高のツールであり、通常の編集ツールではできないワザを使うこともできます。 - - 最後に + + 最後に - + このチュートリアルは Inkscape の機能のごく一部についてのみ紹介しています。このチュートリアルを楽しんでいただけたなら幸いです。実験することを恐れず、作り出したものは共有しましょう。www.inkscape.org を訪れてより多くの情報と、最新のバージョン、ユーザと開発者からのヘルプに触れてみてください。 - + diff --git a/share/tutorials/tutorial-interpolate.ja.svg b/share/tutorials/tutorial-interpolate.ja.svg index 85d12521b..98d5df968 100644 --- a/share/tutorials/tutorial-interpolate.ja.svg +++ b/share/tutorials/tutorial-interpolate.ja.svg @@ -71,49 +71,49 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com 補間エクステンションは、2 つ以上の選択パスの間に対して線形補間を行います。これはすなわち、パスとパスの間の「隙間を埋める」、および指定されたステップ数に従ってそれらを変形することを意味します。 - + - 補間エフェクトを使用するには、変形したいパスを選択し、メニューから エクステンション > パスから生成 > 補間 を選択します。 + 補間エクステンションを使用するには、変形したいパスを選択し、メニューから エクステンション > パスから生成 > 補間 を選択します。 - + - このエフェクトを呼び出す前に、変形したいオブジェクトを パス に変換しておく必要があります。パスへの変換は、オブジェクトを選択し、パス > オブジェクトをパスへ を選ぶ、または Shift+Ctrl+C を押します。選択オブジェクトがパスではなかった場合はこのエフェクトは何もしません。 + このエクステンションを呼び出す前に、変形したいオブジェクトを パス に変換しておく必要があります。パスへの変換は、オブジェクトを選択し、パス > オブジェクトをパスへ を選ぶ、または Shift+Ctrl+C を押します。選択オブジェクトがパスではなかった場合はこのエクステンションは何もしません。 - - 2 つの同じパス間の補間 + + 2 つの同じ形状のパス間の補間 - + - 補間エフェクトの最も簡単な使い方は、同じ形状の 2 つのパスの間を補間することです。このエフェクトが呼び出されると、2 つのパスの間のスペースがオリジナルのパスの複製で埋められます。何個の複製を配置するかをステップ数で指定します。 + 補間エクステンションの最も簡単な使い方は、同じ形状の 2 つのパスの間を補間することです。このエクステンションが実行されると、2 つのパスの間のスペースがオリジナルのパスの複製で埋められます。何個の複製を配置するかはステップ数で指定します。 - + 例えば、以下のパスに注目してください: - + - + - この 2 つのパスを選択し、イメージの下に表示されている設定で補間エフェクトを実行してみましょう。 + この 2 つのパスを選択し、イメージの下に表示されている設定で補間エクステンションを実行してみましょう。 - + @@ -126,42 +126,42 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com 指数: 0.0補間のステップ数: 6補間の方法: 2補間終端パスを複製する: チェックマークなしスタイルを補間する: チェックマークなし - + 上図のように、2 つの円形のパスの間のスペースが 6 (補間のステップ数) 個の複製された円形のパスで埋められます。これらの図形はグループ化されることも覚えておいてください。 - - 2 つの異なるパス間の補間 + + 2 つの異なるパス間の補間 - + 補間が 2 つの異なる形状のパスに対して実行されたとき、プログラムはそれぞれのパスの形状も補間します。その結果はパスとパスの間を指定された補間のステップ数の規則性でモーフィングしたものになります。 - + 例えば、以下のパスに注目してください: - + - + - 2 つのパスを選択し、補間エフェクトを実行してみましょう。以下のような結果になるはずです: + 2 つのパスを選択し、補間エクステンションを実行してみましょう。以下のような結果になるはずです: - + @@ -174,28 +174,28 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com 指数: 0.0補間のステップ数: 6補間の方法: 2補間終端パスを複製する: チェックマークなしスタイルを補間する: チェックマークなし - + 上図のように、円形のパスと三角形のパスの間のスペースが、6 個の、一方から他方への形状が変化するパスで埋められます。 - + - 2 つの異なる形状のパスに対して補間エフェクトを使用するとき、各パスの始点ノードの位置が重要です。パスの始点ノードを確認するには、パスを選択し、ノードツールを選択します。ノードが表示されますので、TAB を押してください。最初に選択されたノードがパスの始点ノードです。 + 2 つの異なる形状のパスに対して補間エクステンションを使用するとき、各パスの始点ノードの位置が重要です。パスの始点ノードを確認するには、パスを選択し、ノードツールを選択します。ノードが表示されますので、TAB を押してください。最初に選択されたノードがパスの始点ノードです。 - + 以下のイメージを見てください。上の例と同じパスでノードが表示されています。緑色のノードがそれぞれの始点ノードです。 - + @@ -206,14 +206,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + 上の例 (以下にもう一度示します) はそれらが始点ノードであることによる結果です。 - + @@ -226,14 +226,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com 指数: 0.0補間のステップ数: 6補間の方法: 2補間終端パスを複製する: チェックマークなしスタイルを補間する: チェックマークなし - + 三角形のパスを水平に反転させ、始点ノードの位置を変えると、補間の結果は以下のように変化します: - + @@ -246,7 +246,7 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + @@ -258,24 +258,24 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - - 補間方式 + + 補間方式 - + - 補間エフェクトのパラメータの一つに補間方式があります。2 種類の補間方式が実装されており、新しい形状の曲線の計算方法が異なります。補間方式は 1 か 2 のどちらかが選べます。 + 補間エクステンションのパラメータの一つに補間方式があります。2 種類の補間方式が実装されており、新しい形状の曲線の計算方法が異なります。補間方式は 1 か 2 のどちらかが選べます。 - + 上の例では、補間方式 2 を使用し、以下の結果になりました: - + @@ -287,14 +287,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + 補間方式 1 と比べてみてください: - + @@ -306,31 +306,31 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + これら補間方式の計算方法の違いについての説明は、このドキュメントでは割愛します。各方式を試し、あなたが期待した結果に最も近いものを使用してください。 - - 指数 + + 指数 - + 指数 パラメータは、補間の各ステップ間の間隔を制御します。指数 0 はすべての複製を等間隔に配置します。 - + 指数 0 の基本的な例では以下のような結果になります: - + @@ -343,14 +343,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com 指数: 0.0補間のステップ数: 6補間の方法: 2補間終端パスを複製する: チェックマークなしスタイルを補間する: チェックマークなし - + 同じ例で指数を 1 にしてみます: - + @@ -362,14 +362,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + 指数を 2 にしてみます: - + @@ -381,14 +381,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + そして指数が -1 の場合は以下のようになります: - + @@ -400,21 +400,21 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + - 補間エフェクトで指数を使用する場合、オブジェクトを選択した順番が重要になります。上の例では、左の星形のパスが最初に選択され、右の六角形のパスが次に選択されています。 + 補間エクステンションで指数を使用する場合、オブジェクトを選択した順番が重要になります。上の例では、左の星形のパスが最初に選択され、右の六角形のパスが次に選択されています。 - + 右のパスを最初に選択した場合の結果を確認してください。指数に 1 を設定した場合は以下のようになります: - + @@ -426,34 +426,34 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - - 終端パスを複製する + + 終端パスを複製する - + - このパラメータは、エフェクトでパスのグループを生成する際に、補間が適用されるオリジナルのパスの複製も生成するかどうかを指定します。 + このパラメータは、エクステンションでパスのグループを生成する際に、補間が適用されるオリジナルのパスの複製も生成するかどうかを指定します。 - - スタイルを補間する + + スタイルを補間する - + - このパラメータは補間エフェクトの賢い機能の一つです。この機能は各ステップのスタイルの変更を試みます。最初のパスと最後のパスの色が異なる場合、生成されるパスの色も徐々に変化します。 + このパラメータは補間エクステンションの賢い機能の一つです。この機能は各ステップごとにスタイルの変更を試みます。最初のパスと最後のパスの色が異なる場合、生成されるパスの色も徐々に変化します。 - + 以下はパスのフィルにスタイルの補間機能が適用された例です: - + @@ -465,14 +465,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + スタイルの補間はパスのストロークに対しても作用します。 - + @@ -484,14 +484,14 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - + もちろん、始点および終点のパスは同じ形状でなくても構いません。 - + @@ -513,28 +513,28 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - - 補間を利用して不規則な形状のグラデーションぽく見せる + + 補間を利用して不規則な形状のグラデーションぽく見せる - + - Inkscape では (まだ) 線形 (直線) および放射状 (円状) 以外のグラデーションを作成できません。しかし、補間エフェクトとスタイルの補間を利用してそれっぽく見せることができます。簡単な例を以下に示します — 異なるストロークの 2 つの線を描きます: + Inkscape では (まだ) 線形 (直線) および放射状 (円状) 以外のグラデーションを作成できません。しかし、補間エクステンションとスタイルの補間を利用してそれっぽく見せることができます。簡単な例を以下に示します — 異なるストロークの 2 つの線を描きます: - + - + そしてそれらの線の間を補間すると、グラデーションのようになります: - + @@ -556,17 +556,17 @@ Ryan Lerch, ryanlerch at gmail dot com - - 最後に + + 最後に - + - ここまで紹介したように、Inkscape の補間エフェクトは強力なツールです。このチュートリアルでは本エフェクトの基本的な部分にしか触れていませんが、自分で触ってみることこそが補間についてより深く知る最も良い手段となるでしょう。 + ここまで紹介したように、Inkscape の補間エクステンションは強力なツールです。このチュートリアルでは本エクステンションの基本的な部分にしか触れていませんが、自分で触ってみることこそが補間についてより深く知る最も良い手段となるでしょう。 - + diff --git a/share/tutorials/tutorial-tips.ja.svg b/share/tutorials/tutorial-tips.ja.svg index 46783edd7..5c185bec5 100644 --- a/share/tutorials/tutorial-tips.ja.svg +++ b/share/tutorials/tutorial-tips.ja.svg @@ -51,283 +51,283 @@ - ::ヒントやコツ + :: - + - + このチュートリアルは、あなたの作業を助け効率化を図るいくつかの「隠し機能」やユーザが見つけたさまざまなヒントやコツを紹介しています。 タイルクローンを使った放射状の配置 - + - + 直角のグリッドやパターンは タイルクローン で簡単に作成できます。では、共通の中心から回転させる、放射状 の配置とかはどうでしょう? それもできます! - + - + あなたが作りたい放射状パターンが、3、4、6、8、あるいは 12 の要素だけでいいなら、対称化の P3、P31M、P3M1、P4、P4M、P6、あるいは P6M を試してみてください。これは、雪片などを作成するのに適しています。しかし、もっと汎用的なやり方だと次のようになります。 - + - + 対称化の P1 (シンプル移動) を選び、シフト タブで 行ごと/垂直シフト および 列ごと/水平シフト をそれぞれ -100% に設定し、移動を平衡させます (訳注: 「タイルを考慮しない」を選んでもできます)。これで、すべてのクローンはオリジナルの上に正確に積み重なります。あとは 回転 タブで列ごとの回転角度を設定し、行が 1、列が複数になるようにして作成します。例として、以下に水平線、列数 30、回転角度 6°で作成したパターンを示します。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + これを時計の目盛り板のようにするには、切り抜くか、シンプルに白い円で中心部を覆い隠します (クローン上でブーリアン操作を行うには、まずこれらのリンクを解除してください)。 - + - + 行と列の両方を使うことによって、もっとおもしろい効果を作り出せます。ここに挙げたパターンは、列数 10、行数 8、行ごとの回転角度 2°、列ごとの回転角度 18°で作成したものです。ここでの各線のグループが「列」であり、グループはそれぞれ 18°ずつ離れています。各列内では、個々の線は 2°ずつ離れています: - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + 上の例では、線は中心から回転しています。しかし、中心をシェイプの外に置きたい時はどうしたらよいでしょう? そのシェイプを覆うように、中心をあなたが置きたいところにした、見えない矩形 (フィルなし、ストロークなし) を作成し、シェイプと矩形をグループ化し、そのグループ上で タイルクローン を使用します。これは、あなたが拡大縮小、回転、そしておそらく不透明度もランダム化することでナイスな「爆発」あるいは「星形」にすることができる方法です: - + - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - スライス (領域を複数の矩形に分けてエクスポート) するには + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + + スライス (領域を複数の矩形に分けてエクスポート) するには - + - + - 新しくレイヤーを作成し、そのレイヤーに、あなたのイメージの一部を覆うように見えない矩形を作成します。ドキュメントの単位がピクセル (デフォルト) になっていることを確認し、グリッドをオンにしてピクセル単位数全体に渡るように矩形をそれぞれグリッドにスナップさせます。各矩形に覚えやすい ID を割り当て、それぞれをそれぞれのファイルへエクスポートします。すると、矩形はそれらがエクスポートされたファイル名を覚えていますので、その後は矩形のいくつかは簡単に再エクスポートできます — エクスポートレイヤーに切り替え、Tab で (または ID で検索して) エクスポートしたいオブジェクトを選び、エクスポートします。または、以下のような、すべての領域を各領域ごとにエクスポートするコマンドでシェルスクリプトやバッチファイルを書くこともできます: + 新しくレイヤーを作成し、そのレイヤーに、あなたのイメージの一部を覆うように見えない矩形を作成します。ドキュメントの単位が px (デフォルト) になっていることを確認し、グリッドをオンにして px 単位数全体に渡るように矩形をそれぞれグリッドにスナップさせます。各矩形に覚えやすい ID を割り当て、それぞれをそれぞれのファイルへエクスポートします (ファイル > ビットマップにエクスポート〔Shift+Ctrl+E〕)。矩形はそれらがエクスポートされたファイル名を覚えていますので、その後は矩形のいくつかは簡単に再エクスポートできます — エクスポートレイヤーに切り替え、Tab で (または ID で検索して) エクスポートしたいオブジェクトを選択し、ダイアログからエクスポートをクリックします。または、以下のような、すべての領域を各領域ごとにエクスポートするコマンドでシェルスクリプトやバッチファイルを書くこともできます: - + - + inkscape -i area-id -t filename.svg - + - + -t スイッチは、記憶しているファイル名ヒントを使用することを意味し、その他の場合は -e スイッチでファイル名を指定できます。 - - 非線形グラデーション + + 非線形グラデーション - + - + SVG バージョン 1.1 は非線形グラデーション (すなわち色の非線形変換) をサポートしていません。しかし、マルチストップ グラデーションによってエミュレートすることができます。 - + - + まず、シンプルな 2 停止点のグラデーションを作成します。グラデーションエディタを開き (グラデーションツールでグラデーションハンドルをダブルクリック)、中間に新しい色フェーズを追加します (すこしドラッグしてください)。さらに色フェーズを追加し、それらもドラッグすることでグラデーションは滑らかになります。そしてさらに色フェーズを追加すれば、よりなめらかなグラデーションができあがります。以下は最初の白と黒の 2 停止点のみのグラデーションです: @@ -337,11 +337,11 @@ - - + + - + そして以下はさまざまな「非線形」マルチストップグラデーションです (グラデーションエディタで調べてみてください)。 @@ -426,21 +426,21 @@ - - - - - - - - - - 一風変わった放射状グラデーション + + + + + + + + + + 一風変わった放射状グラデーション - + - + 放射状グラデーションは対称性を持ちません。グラデーションツールで、楕円グラデーションの中心ハンドルを Shift キーを押しながらドラッグすると、×字形のグラデーションの焦点ハンドルが中心を離れて移動します。もし焦点を中心と同じ位置に戻したい場合は、中心ハンドル付近にドラッグすれば中心にスナップされます。 @@ -454,229 +454,209 @@ - - - - ページ中央への配置 + + + + ページ中央への配置 - + - + - オブジェクトやグループをページの中心あるいは端に配置するには、それを選択し、「整列と配置」コマンド(Ctrl+Shift+A) で 基準: を ページ にして行います。 + オブジェクトやグループなどをページの中心あるいは端に配置するには、それを選択し、「整列と配置」ダイアログ (Ctrl+Shift+A) で 基準: を ページ にして行います。 - - ドキュメントのクリーンアップ + + ドキュメントのクリーンアップ - + - + パレットにもはや使われていないたくさんのグラデーション、パターン、あるいはマーカー (正確に言えば、あなたが編集したもの) が残っていても、それは新しいオブジェクトに再利用することができます。しかし、ドキュメントにあわせて整理したければ、ファイルメニューの Def のバキューム コマンドを使ってください。これはそのドキュメントで使用されていないすべてのグラデーション、パターン、あるいはマーカーを削除し、ファイルサイズを小さくします。 - - ビットマップの切り抜きやマスキング + + XML エディタの隠し機能 - + - + - デフォルトでは、インポートしたビットマップはノードツールで編集できない image 要素になります。これを編集するには、画像に オブジェクトをパターンに コマンド (Alt+I) を使用します。これでビットマップが フィル になった矩形に変換されます。オブジェクトはこれでパスへの変換、ノード編集、他のシェイプとの交差などが行えるようになります。Inkscape の設定 の その他 タブで、常にインポートしたビットマップをパターンとしてフィルにした矩形とするよう設定できます。 + XML エディタ (Shift+Ctrl+X) では、外部のテキストエディタを使用せずに、ドキュメントをほとんどすべての面から変更できます。Inkscape は GUI から編集できるよりも多くの SVG 機能をサポートしていますが、XML エディタはこれらの機能を利用する一つの手段です (もしあなたが SVG についてご存知ならば)。 - - XML エディタの隠し機能 + + ルーラの単位の変更 - + - - - XML エディタでは、外部のテキストエディタを使用せずに、ドキュメントをほとんどすべての面から変更できます。Inkscape は GUI から編集できるよりも多くの SVG 機能をサポートしていますが、XML エディタはこれらの機能を利用する一つの手段です (もしあなたが SVG についてご存知ならば)。 - - - ルーラの単位の変更 - - - - - + デフォルトテンプレートでは、ルーラで使用される単位は px (「SVG ユーザ単位」、Inkscape では 0.8pt または 1/90 インチ) です。これは座標の表示や単位メニューの初期値に使われています (マウスポインタをルーラの上に移動させると使用している単位がツールチップに表示されます)。これを変更するには、ドキュメントの設定 (Ctrl+Shift+D) を開き、ページ タブの デフォルト単位 を変更します。 - - スタンプ + + スタンプ - + - + オブジェクトの複製を素早く作成するには、スタンプ 機能を使います。オブジェクトをドラッグ (または拡大縮小や回転) し、マウスボタンを押している間に スペース キーを押します。その時点でのオブジェクトが「スタンプ」として残ります。好きなだけこれを繰り返せます。 - - ペンツールの裏技 + + ペンツールの裏技 - + - + ペン (ベジエ) ツールで描画中の線を完了させるには以下のオプションがあります: - - + + - + Enter キーを押す - - + + - + マウスの左ボタンでダブルクリックする - - + + - + ペンツールを再度選択する - - + + - + 他のツールを選択する - + - + パスが完了していない間 (描画した線が緑色、現在のセグメントは赤色) は、オブジェクトはまだドキュメント上に存在していないことに注意してください。従って、それをキャンセルするには、元に戻す のではなく、Esc キー (パス全体をキャンセル) または Backspace キー (未完了のパスの最後のセグメントのみ削除) を使用します。 - + - + 既存のパスに新規にサブパスを追加するには、パスを選択し Shift キーを押しながら任意のポイントを描画してください。しかし、既存のパスを伸ばしたいだけならば、Shift を押す必要はありません。単に選択したパスの終点から描画を開始してください。 - - Unicode 値の入力 + + Unicode 値の入力 - + - + テキストツールでは、Ctrl+U を押すことで Unicode と通常モードを切り替えます。Unicode モードでは 4 個の 16 進数のグループを入力することで Unicode 1 文字になりますので、(あなたがそれらの Unicode を知っており、フォントがサポートしている限り) 任意の記号を入力する事ができます。Unicode 入力を終了するには Enter キーを押します。例えば、Ctrl+U 2 0 1 4 Enter で emダッシュ(—) が挿入されます。何も入力せずに Unicode を抜けるには Esc キーを押します。 - - アイコン描画のためのグリッドの使用 + + アイコン描画のためのグリッドの使用 - + - + - 24×24 ピクセルのアイコンを作成したい場合は、24×24px のキャンバスを作成 (ドキュメントの設定) し、グリッドを 0.5px (48×48 のグリッド線に設定) します。フィルのオブジェクトを偶数のグリッド線に、ストロークのオブジェクトを奇数のグリッド線に配置したら、それをデフォルトの 90dpi (1 px は 1 ビットマップピクセルになります) でエクスポートします。するとアンチエイリアスのかかっていないビットマップ画像が出来上がります。 + 24×24 ピクセルのアイコンを作成したい場合は、24×24 px のキャンバスを作成 (ドキュメントの設定) し、グリッドを 0.5 px (48×48 のグリッド線に設定) します。フィルのオブジェクトを偶数のグリッド線に、ストロークのオブジェクトを奇数のグリッド線に配置したら、それをデフォルトの 90dpi (1 px は 1 ビットマップピクセルになります) でエクスポートします。するとアンチエイリアスのかかっていないビットマップ画像が出来上がります。 - - オブジェクトの回転 + + オブジェクトの回転 - + - + 選択ツールの時に、オブジェクトをクリックすると、拡大縮小の矢印が表示され、そのオブジェクト上で再度クリックすると回転およびシフトの矢印が表示されます。角の矢印をクリックおよびドラッグすると、オブジェクトはその中心を軸 (+印が表示されます) として回転します。Shift キーを押すと、対角を軸として回転します。回転軸はドラッグで好きな位置に置くことができます。 - + - + また、キーボードから [ および ] キーを押すと 15°ずつ回転し、Ctrl+[ および Ctrl+] キーを押すと90°ずつ回転します。Alt キーを押しながらだと、ピクセルサイズ単位のゆっくりとした回転になります。 - - オブジェクトパレットとしての「開く」ダイアログ - - - - - - - もしあなたが、他のドキュメントで再利用するための、数多くの小さな SVG ファイルを持っているなら、「開く」ダイアログをパレットのように利用できます。SVG ソースが入っているディレクトリをブックマークリストに追加しておくと素早くアクセスできます。そのディレクトリ内をプレビューで探します。目的のファイルが見つかったら、それをキャンバスにドラッグすると、現在のドキュメント上にインポートされます。 - - - 影を落とす + + 影を落とす - + - + (訳注: Inkscape 0.47 では「フィルタ」→「光と影」→「影を落とす」でできます) Inkscape はガウスぼかし SVG フィルタをサポートしていますので、オブジェクトにぼかした影を落とすのも簡単にできます。オブジェクトを選択し、Ctrl+D で複製を作成し、PgDown でオリジナルオブジェクトの真下に置き、それをオリジナルオブジェクトの斜め下にずらします。フィル/ストロークダイアログを開いて、「ぼかし」値を変更します。 - - パス上にテキストを置く + + パス上にテキストを置く - + - + 曲線に沿ってテキストを配置するには、テキストと曲線を一緒に選択し、「テキスト」メニューから テキストをパス上に配置 を選びます。テキストはパスの先頭からパスに沿って表示されます。一般に、テキストを沿わせるにはそれ用にパスを作成するのが最適です。 - - オリジナルを選択する + + オリジナルを選択する - + - + パス上に配置したテキスト、リンクオフセット、あるいはクローンがある場合、場合によってはそれらのもととなるオブジェクト/パスを探すのが難しくなるかもしれません。なぜなら、それは直下にあるとか、見えなくしている、あるいはロックされているかもしれないからです。マジックキー Shift+D がそれを助けてくれます。テキスト、リンクオフセット、あるいはクローンを選択し、Shift+D を押すと対応するパス、オフセットソース、あるいはクローンオリジナルが選択されます。 - - 画面の外に出てしまったウィンドウの回復 + + 画面の外に出てしまったウィンドウの回復 - + - + ドキュメントを解像度のやディスプレイの数が異なるシステムに移動した場合、Inkscape がウィンドウの位置を記憶しているために、画面の外にウィンドウが表示されてしまうかもしれません。その時は (タスクバーなどを使って) ウィンドウを全画面化して保存し、再び開いてください。Inkscape の設定 の ウィンドウ タブでウィンドウの位置とサイズの保存をしないように設定すれば、この問題を回避できます。 - - 透明、グラデーション、そして PostScript エクスポート + + 透明、グラデーション、そして PostScript エクスポート - + - + PostScript や EPS 形式は透明度をサポートしていません。なので、それを決して PS/EPS にエクスポートしないでください。均一な透明データが単一色を覆っている場合は簡単に解決できます。透明オブジェクトを選択し、スポイトツールに切り替え (F7)、「採取」(不透明度の採取モード) をオフにして、同じオブジェクトをクリックします。表示色が採取され、オブジェクトの背後に割り当てられますが、この時点で透明度は存在しません。すべての透明オブジェクトでこれを繰り返します。透明オブジェクトがいくつかの色の領域を覆っている場合、それに応じて透明オブジェクトを分割し、それぞれにこの手順を適用します。 - + - + グラデーションの PS/EPS へのエクスポートはテキスト (テキストがパスに変換されている場合を除く) やストロークの塗りに対しては機能しません。また、透明度は PS/EPS へのエクスポートでは失われるので、例えば不透明な青から 透明な青へのグラデーションなどは使用できません。次善の策として、グラデーションを不透明な青から不透明な背景色に置き換えてください。 - + -- 2.30.2